~毎日の「やさしいケア」を大切に~
12月22日、おおがき苑では「スキンケアの基礎知識と褥瘡(じょくそう)予防」をテーマに、職員研修会を開催しました✨
ご利用者様が毎日を気持ちよく・安心して過ごしていただくために欠かせない「お肌のケア」。今回の研修では、専門的な内容を分かりやすく、すぐに現場で実践できる形で学ぶことができました😊
👩⚕️ 講師紹介
今回の研修講師は、
竹谷 かおり(たけたに かおり)先生✨
【所属】
株式会社 三城ケアサービス
グループホーム ダンデライオン 施設長
【資格】
・介護福祉士
・介護支援専門員
・認知症ケア専門士
・スキンケアアドバイザー
【経歴】
・デイサービス勤務(介護職員・請求業務)
・平成23年3月
グループホーム ダンデライオン開設より勤務
(介護職員・相談員を経て、現在は施設長)
介護現場での豊富な経験をもとに、現場目線でのお話をしていただきました。
👵🧴 高齢者のお肌は、実はとてもデリケート
研修ではまず、高齢者の皮膚の特徴について学びました。
加齢により、
・皮脂や水分量の低下
・皮膚バリア機能の低下
・乾燥やかゆみの出現
・外部刺激に弱くなる
といった変化が起こりやすくなります。そのため、ちょっとした摩擦や刺激が、皮膚トラブルや褥瘡につながることもあります。「いつものケアが、実はお肌を守る大切な時間」そんな気づきを、職員みんなで改めて共有しました。

🛏️ 褥瘡予防は、毎日の積み重ねから
スキンケアは、褥瘡(床ずれ)予防とも深く関係しています。
研修では、
・体圧分散
・皮膚を清潔に保つこと
・適切な保湿
・日常的な観察と早期発見
といった基本的なケアの積み重ねが、何より大切であることを学びました✨「特別なことをしなくても、毎日のちょっとした心がけが一番の予防になる」という言葉に、職員も深くうなずいていました。

💬 竹谷先生からのメッセージ
グループホームで高齢者の方と関わる中で、
お肌の状態がQOL(生活の質)と深く関係していることを学びました。
状態に応じたスキンケアを行うことで、皮膚トラブルの予防だけでなく、ご本人の安心感や意欲の向上にもつながります。
丁寧なスキンケアを通して、高齢者の方々が健やかな気持ちで生活できるよう、微力ながらお手伝いできれば嬉しく思います。
🌼 学びを、これからのケアへ
今回の研修を通して、スキンケアは「清潔保持」だけでなく、褥瘡予防・QOLの向上・尊厳の保持につながる大切なケアであるという共通認識を、職員間で改めて深めることができました。
入浴や着替え、日々の介助の中で、
「いつもより赤くなっていないかな?」
「乾燥していないかな?」
と、より丁寧にお肌を見る意識が高まっています。
おおがき苑では、これからも研修や勉強会を通して、専門性とあたたかさを大切にしたケアを続けてまいります🌷今後のおおがき苑の取り組みも、ぜひ楽しみにしていてください。